パリジェンヌのリアル〜独身編〜 #4

男女同権が進むフランスで働く女性は、どんな『自分らしい』働き方生き方をしている?今回はパリの観光名所の一つでもある国立展示会場・美術館のグラン・パレに勤めるパリジェンヌ、ジュンさんに生活や仕事についてインタビュー。
◆Profile◆
ジュン/グラン・パレ 広報・販促部アシスタント/20代

Q1:あなたの仕事について教えて。
「グラン・パレ*が発行した新商品の発売に伴うキャンペーンやイベントを企画したり、一人でも多くの消費者に商品を手に取ってもらえるよう販売促進に関わる業務についています。」
*グランパレ:1900年のパリ万国博覧会のために建てられた、フランスのパリ8区にある大規模な展覧会場・美術館。

Q2:現在の職を選んだのはなぜ?
「文化の分野に大変興味があったためです。グラン・パレは第一志望の会社で、何回かの面接の後、働く事が決まりました。」

Q3:基本的な勤務時間、残業のありなし、バケーションの期間などは?
「平日週5日36時間勤務というのが原則です。必要な時には、残業や土曜の朝に出勤した事もありますが、基本的には時間厳守です。有給休暇は年に6週間あります。」

Q4:育児休暇はある?どれはどんなもの?
「ありますが、詳しい条件については分かりません。」

Q5:パリは働く女性にとってどんな場所?
「キャリアの面で多くの機会があるだけでなく、ビジネスが繁栄する機会もたくさんある都市だと思っています。歴史的財産や素晴らしい文化遺産が守られている街だから。 また、大企業もあればスタートアップも成長しており、さまざまな職場環境を選択することができる場所だと感じています。」

Photo1:お気に入りの美術館、ルーブル美術館
Q6:あなたの人生にとって仕事をどのようにとらえている?
「何よりも仕事は、私の人生において必要なもの(賃貸料や食べ物)を満たすための手段です。例えば新しい語学を学んだり、趣味を楽しんだりと、人生を濃く豊かにするためにも、仕事は必要です。仕事は人生の一部なのでオン・オフを切り替えることはあまりしません。しかし、人生を楽しむために仕事とどのように向き合うのか、そして仕事以外の時間をどのように過ごすのかは、自身で考えるべきことだと思っています。」

Q7:将来結婚や出産をしたとしたら、仕事への取り組み方やモチベーションは変わると思う?
「子供ができたら働き方を変える可能性はあります。子供を持つという選択は、人生のあらゆることに変化を与えますし、仕事もその一部だと思います。私の周りにも、出産後に常勤ではなくパートタイムに働き方を変えた女性がいますが、私もそうするかもしれません。仕事をしないという選択をする可能性は低いですが、状況によってはあり得るかもしれません。子供を持って変化が訪れるのは、素敵なことだと思います。」

Q8:女性であることで、『ガラスの天井』を感じた経験はある?
「いいえ。私が勤務する会社は女性が大半を占めているため、ガラスの天井を経験したことはありません。」

Q9:仕事やプライベートで落ち込んだ時は、何をする?
「空いた時間に展覧会や映画館へ行き、考え方をポジティブに変えられるようにします。もしくはテレビゲームをしたり、友人と雑談を楽しみます。」

Photo2:通勤途中に通る、プランタン百貨店
Q10:今現在抱える悩みはある?それはどんなこと?
「今新しい仕事を探している最中なので、少しストレスを感じています。」

Q11:なぜ転職しようと思った?
「実際に業務に携わってみると想像とは違ったという経験は多々あると思いますが、私の場合それが積み重なって、業務を遂行しても達成感ややりがいを得られなくなったからです。仕事の時間も人生の重要な一部なので、改めて仕事との向き合い方や今後の人生について考えた時に『自分らしい』生き方を選択したいと思い、新しい仕事に挑戦する決断をしました。」

Q12:ジュンさんにとって『自分らしい』生き方とは?
「後悔せず常に前を向き、日々心に豊かさを感じられるような生き方。豊かさとは精神的なことで、決して経済的な意味ではありません。やりがいを感じられない仕事を続けるのは、私にとって心の豊かさには繋がらないと気づきました。」

Q13:10年後あなたはどうなっていると思う?
「居心地良く感じられる街で、誇りに思える仕事をしていたいです。私は子供の頃から動物保護に高い関心を寄せているたので、できればその分野にもっと積極的に関われるといいなと思います。」

Q14:生きる上でのモットーは?
「何事も人に頼らず自己責任で。」


《編集後記》
仕事は人生の一部でオン・オフを切り替えない。だからこそ『自分らしく』いられる仕事を求めて転職活動をしているジュンさんに同感!忙しく働いているみなさん、一度立ち止まって、自分に問いかける時間を持ってみよう。(by Sakiko from Tokyo)

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