リモートワークの疑問・質問にMutsumiが回答!

先日開催した『リモートワーク最強ナイト』@しごとバーのアンケートで寄せられたコメントに、リモートワーク歴15年以上のMutsumi(@mutsumilee)が回答します!
Q1:会社がリモートワークを取り入れていますが、上司に細かい指示や判断を仰ぐ際は直接が好まれるので、会社に行っています。困る事ではないですが、全く出勤せず完全にリモートワークとはなかなかいきません。

Mutsumi:上司のタイプによっても様々変わってしまうのだと思いますが、私だったら完全にゼロにしなくても少しずつ回数を減らす作戦にしますね。リモートワークを円滑にするには相手に信用してもらえるかどうかがキーなので、この上司に信用してもらうことが一番ですよね。何か理由をかこつけて、本当は対面だったMTGを急遽オンラインでやってみる。あれ、オンラインでも大丈夫そうじゃん、と思ってもらえるような既成事実を積み上げていく。ここで、上司がやっぱり駄目だな、となると逆効果なので、仕事のクオリティは当然アップしなければならない、結果自分の能力アップにもつながると思います!また、仕事には想像力も不可欠だし、心理戦でもあります。自分が今の上司の立場だったらという気持ちを想像したり、完全に会社にいかなくなったら果たしてどうなのか、などをいつも色々な側面から考察しておくと、視野が広がったり多くの気づきもあります。



Q2:相手のITリテラシーが低くてG-Suiteなどツールの操作レベルでつまづくことがありました。これは事前の段取り不足に尽きますが、相手のITリテラシー・様々な知識レベルで差異を感じた時に困ります。

Mutsumi:どのような関係性で相手の方とお仕事するのかにもよりますが、例えば自分がプロジェクトチームのリーダーで相手がチームの一員の場合、それぞれ役割があると思います。その役割を果たす上でのスキルや知識が不足している場合、たとえばライターで依頼したが漢字の間違いが多いなどはその役割を担ってもらうことが無理だと判断せざるを得ませんね。一方で、役割は果たせるが、必要なツールが使いこなせない、というようなことは間々あります。LanderのWebディレクターも今まで半数以上はWeb経験ゼロからのスタートなので、有名なツールの存在さえ知らないこともしばしばです。SNSの投稿方法も完全に機能を把握している人は殆どいないのではないでしょうか。毎回、最初は教えることが同じなので、どんな仕事もできるだけやり方をドキュメントにまとめています。進行管理や検証マニュアルも数年間アップデートし続けていて、みんなが使う共通フォーマットがあります。これのおかげで1ヶ月あれば、概ねLanderの進行ができるようになります。このように、知識の共有や教え方、チームの作り方も工夫を重ねることが秘訣です。



Q3:リモートワークを試験的に導入している企業に勤めていますが、やたらと成果を欲しがります。特に「リモートにしたから、生産性は向上したか」「画期的に良くなったことはないか?」など。会社に行っても行かなくても変わらない、というのも大きな成果だと思うのですが、やたら成果を欲しがり困っています。

Mutsumi:おっしゃる通りです。行っても行かなくても変わらない、それは素晴らしい成果です!企業側がリモートワークの本質を理解していないとこのような問題が起こります。企業にとってリモートワークを導入することは、社会の変化へしなやかに対応するための強力な武器になります。人手不足になっても世界中に住む人を雇用できます、英語は必要ありません、海外に住む日本人はたくさんいます。災害が起きるリスクへの対応もできます。そして生き方の多様性に応えて社員のモチベーションを上げることこそ結果的に生産性があがるはずです。リモートワークの本質を経営レベルで真に理解することがまず第一歩ですね。
Q4:リモートワークを始めてから、人により責任感の幅が違うことに気付きました。また、『当たり前』の違いによるすれ違いも多々起こります。

Mutsumi:責任感の幅の違いがくっきり見える、まさにそうですね。だからリモートワークはプロジェクト制になっていくんです。適任を配置してチームを作る。責任感やスキル・能力によって任されるポジションも決まるでしょう。成果主義になり、結果を出せるかどうかで判断されるようになります。古い大企業にはまだ見受けられるようですが、上司の顔色を伺ってYesマンになったほうが出世する時代は終わります。
当たり前の違いは今までも存在していたはずですが、対面でははっきりせずともなんとなくできてしまっていたのかもしれませんね。リモートワークでは確実にトラブルになります。自分はこう思っているから相手もそうだろう、という思い込みをベースにコミュニケーションしている人がなんと多いことか。特に、会社員勤めからフリーランスになってリモートワークを初めてする人はこの壁が大きく立ちはだかります。ほとんどが思い込みコミュニケーションで、相手に全く伝わらない、それを指摘されても何がまずいのかわからないというループに。、何かを説明するときに、自分だけがわかる説明になっていないか、日頃から意識改革をするのがおすすめです。



Q5:モチベーションの違いで困る事があります。相手とのモチベーションの高低の測り方を知りたいです。

Mutsumi:『高低の測り方を知りたい』ということは相手のモチベーションの高低によって自分の対応や心構えを変えたい、ということですよね。少し俯瞰で考えると、相手のモチベーションがどうであれ、プロジェクトを成功させる、担当の仕事を無事に着地させることが最終的に質問者さんがやらねばならないことだと思います。そうすると、相手のモチベーションが低くても、成果を出してもらわねばならない。私は相手のモチベーション高低で自分の対応は変えません。成果を出すために、私の仕事に巻き込みます。有無は言わせない(笑)。仕事している以上みんなプロですから、成果を出すために場を引っ張る、巻き込む。やらなくては!と思わせる。そこに注力してみると打開策が見えるかもしれません。



Q6:ちょっとした相談をしたい時、アイデアのブレストをしたい時に一人では難しく困る事があります。

Mutsumi:もう15年前くらいですが、フリーランスのデザイナーやWeb関連、アパレル業界の人などギークな仲間が独自のチャットルームを作って夜な夜なアクセスし、それぞれ自分の仕事をしながら息抜きにくだらないことを言い合ったり、IT系最新情報の交換や、サブカルを深掘りし合ったりしてました。今は有名になってしまったあんな人こんな人もいたんです。そういう常時ゆるくつながれる雑談チャットをつくって仲間を募っておくといいかもしれませんよ。



Q7:フリーランスとして一人で仕事をしていると、『このやり方であっているのか?』など不安に思うことが多いです。

Mutsumi:お客さんがよろこんでくれるなら、合っているので大丈夫です。スキルを磨いたり、情報をアップデートすることは日々鍛錬!なので、その努力は惜しみなく。私はWebも映画も経営もすべて独学です。一人だってなんでもできるから心配はいりません。私は何かを身につけたいときは、まず本を1,2冊読んでから実践し、他社の事例をみて何が違うのか研究したり、取引先の人の仕事の仕方を研究したり、自分に無いものはなんなのか、足りないことはなんなのかをひたすら考えながら試行錯誤していきます。ヒントはあちこちにあります。意識さえ持てば、なんだってクリアできます。

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